「私、若く見えるんです」とその女性は言いました。

私が事務補助アルバイトとして働いていた結婚相談所では、実にいろんな人が来店します。ほとんどの人が結婚相手を真剣に探しているのでしょうが、数十万円の会費を払っているので、元を取りたい、すなわち少しでも良い条件の人とお見合いしたいという意識が、男女を問わず見られました。
そんなある日、どう見ても40歳手前という感じの女性が来店しました。整った顔立ちで化粧が上手く、服装がお洒落だったのですが、化粧も服装も髪型も少し「若作り」ではないかという印象を受けました。
彼女は、何としても年下の男性を紹介してほしいと言ってきました。そして冒頭のセリフなのです。
「私は若く見えるから年下がいいのぉ」「同年代以上の男はオジサンに見えるしぃ」「私って若く見えるから、年下にもモテるんだぁ」などなど、学生の私から見てもイタイ台詞のオンパレードでしたね。

学生か、あるいはそれに毛の生えたような若い男ならともかく、結婚相談所に来るような男性のほとんどは年下の女性を希望しているものです。しかも若ければ若いほど需要があるものです。そして大抵の男は「30歳に見える39歳」よりも「30歳に見える30歳」を希望しているのが、まぎれもない事実なのです。「若く見える女」よりも「本当に若い女」です。これは厳然たる事実なので、女性側があれこれ言っても仕方がありません。
そして、自称「若く見える」女性の多くは、男性側のお世辞や社交辞令を真に受けているにすぎません。本当に若く見える女性は経験上ごくまれでした。大抵の女性は良くて年相応にしか見えないものです。
今現在よりも若い自分はいません。そして婚活は自分自身の現時点での価値を認識することから始まるものです。年齢をごまかすことに努力するよりも、ありのままの自分を受け入れることが大切です。

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